2019年12月27日 (金)

愛人契約

離婚が成立した。お互いに50を超えて、結局は子供も設けられず、お互いの親が亡くなって遺産の整理もついて生涯資産が確定したところで、そろそろ別の人生を歩もうか、と言う話になったのである。もし、子宝に恵まれていれば話は変わってきたのだろうが、もう30年近く共同生活をしてきたのである。お金の心配も無くなったところで、お互いに好きに生きていこうと考えるのは自然な流れではないだろうか。
こうして、私たちは特にもめるもことなく財産分与して離婚をした。家は妻に渡して私は車を貰った。毎朝、出勤しているのと同じような感覚で、妻は家の玄関から私を見送ってくれて、私は元妻に手を振り最後の別れを果たした。
私が元妻に家を渡したことには理由がある。私は妻に内緒でマンションを持っていた。つまり、私には妻とは違い、もう一か所帰ることができる場所があるのだ。そしてそこには、愛人契約を結んでいる女性がいる。
愛人掲示板
彼女と始まったのは5年前であり、私が妻との生活に見切りをつけ始めている頃だった。
そんな時に行きつけのバーで一回り下のシングルマザーだった彼女と出会った。離婚は考えているが、独りでは寂しい私が彼女と愛人契約を結んだのはごく自然な流れだった。そして、彼女にマンションを持たせてあげた。私の離婚が成立するまで預かっておいてもらうためだ。
おそらく、私は再婚はしないと思う。ただ、マンションで彼女とその息子の3人で生活することになるだろう。それは私も望んだことだ。結婚生活の終了と愛人契約の終了は同期している。
マンションの駐車場に車を止めると、彼女とその息子が私を出迎えてくれた。今日からは新しい生活が始まる。あとは彼女の息子を養子縁組して、新規に彼女たち親子と老後の介護支援契約を結び直すことになる。私の人生は万全だ。
この時、私は彼女に契約を破棄されたうえ、元妻から隠し資産を指摘されたことによりマンションも奪われる羽目になり、その結果、車内で老後を寂しく過ごすことになるとは夢にも思っていなかった。
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